活セ賀木材センターでは、天然乾燥にこだわっております。

 人工乾燥材と天然乾燥材では、天然乾燥材の方が強いとよく言われてますが、実際はそれほど強度に差はありません。天然乾燥材と人工乾燥材の間の本当の差は強さの質の違いなのです。

 木には俗に「油分」と言われる成分があり、木材内に貯えられています。製材すると油分の強い木は、触るとまるでロウを塗ったかのようにねっとりとしています。この油分が、木材を曲げたときに折れずにギリギリまで曲がって耐えてくれる「粘り強さ」の元になっているのです。この油分が人工乾燥の工程で高温に晒されることで変質して別な物質なるため、人工乾燥材では木材の破壊工程が天然乾燥材に比べて突然発生するのです。

 つまり、人工乾燥材で建てた家と天然乾燥材で建てた家を人の人生にたとえるなら、最後の瞬間が突然死か病死かということです。

 家とはそこに住む人の生命と財産を守るためのものと考えるなら、弊社は、人が危険を感じとれ避難行動に移れる天然乾燥材の家の方が、突然崩壊が始まる人工乾燥材の家より、人の住まいとしてはふさわしいと考えているからです。