木材の強度は、引っ張り方向(繊維方向)>圧縮方向(繊維方向)>曲げ方向(繊維直行方向)であり、引っ張り方向が最も耐力がある事で知られています。
一方、右図のようなトラス構造で構成される部材に同様に荷重Pを掛けるとどうなるでしょうか。 荷重Pにより右図のように三角形が押し潰されるように変形します。 そうすると 斜材Aはこの外力による全体変形のために圧縮され、斜材Bは引っ張ります。 こうしてこのトラス部材は外力である下向きの荷重Pに対して各部材と同一方向の力-軸力(引っ張りと圧縮) のみで対抗し、吊り合うことになるのです。 活セ賀木材センターの「イーナハウス」では、屋根の構造をトラスを採用してます。 |