・土壁の家は健康にいい安心住宅

 土壁は本来調湿効果がとてもよく、夏は涼しく、冬も決して寒くなりません。 ですから、春・夏・秋・冬と四季がある日本の風土にあったのが「土壁」です。この伝統が生んだテクノロジーの秘密が解明されてきました。
 珪藻土にはミクロン単位の細かい空洞がほぼ無数にあります、いわば壁面にあるエアフィルターと同じ。室内の空気中の有害物質、タバコの煙、悪臭の元となる微量物質を吸着し、清浄な空気に変えていきます。アンモニア、ホルムアルデヒトなどの化学物質の吸着力は驚異的。どちらも1時間で濃度0(計測不能)にまで低下します。タバコの煙や悪臭の元となる微量物質の吸着も行い、二酸化炭素までも吸着し、結合材に取り込む機能があります。室内環境の清浄化、地球温暖化防止にまでも貢献する内・外装洋仕上塗材です。

  湿度が高いときは室内の水分を吸湿し、室内が乾燥してくると蓄えた水分を放出する。呼吸する素材でもある土壁は、夏場の湿度が高く、冬場は乾燥しやすい日本の風土に最適な素材と言えます。

  • 湿度があがりにくいので、カビ、ダニなどの防止に良い。
  • 夏湿度が下がる事で涼しく感じられる。
  • 冬乾燥を防ぎ、気温より暖かく感じられる。
  • 粉塵が舞いにくいので、風邪をひきにくい。アトピーにも効果的

イーナハウスは土壁外側断熱をお勧めします

<<土壁の断熱性性能はグラスウールの1/10以下>>

 昔から日本の木造住宅は断熱には「土と竹と縄」を使用した「土壁」(写真)を使用していました。 確かに日本の気候風土には「土壁」が良いと言われていますが、冷房装置がなかった昔ならいざ知らず、一年中の温度管理を行っている現在の住宅においては、実際のところ「土壁」は「断熱材」の役目を果たしてはくれません。

 ちなみに「土壁」の熱伝導率は0.69W/mkでグラスウール10K相当の0.050W/mkと比較しても1/10以下の断熱性能しかありません。断熱性能から見ると無に等しいです。

 また、土壁は蓄熱素材です。土壁自体が暖まるまで時間がかかり、また冷めるのにも時間がかかります。

<<土壁の調湿・蓄熱バツグン>>

 調湿の目的は?湿度調整、?結露防止、?空気清浄の3つで、空気清浄の中には脱臭とかホルムアルデヒドを吸着、分解といった要素も含まれます。

 一般に高断熱・高気密で全室暖房の家は過乾燥になる。室温を上げれば上げるほど、換気すればするほど室内は過乾燥になります。

 家の過乾燥を防ぐためには内装に珪藻土を塗ったくらいでは、高気密住宅の過乾燥は解消するのは、期待薄です。そこで、土壁でです。土壁くらいの厚みがあれば夏の湿気をたっぷり含んで、それを冬に放湿して過乾燥を弱めてくれます。

<<高気密・高断熱の断熱材 アイシネンと土壁>>

 アイシネンは現場で吹付け施工し、複雑な形状にもフィットし見えない隙間を埋め気密・断熱を同時に完成させ、家中に温度差の少ない快適空間を提供します。また、アイシネンは湿気(水蒸気)が吸着しにくい物質です。 湿気(水蒸気)が気泡の中に入ると、水蒸気圧の差により水蒸気圧の低いほうへ押し出されます。

 この断熱性能に優れ、透湿性が高く、複雑な形状にフィットする。アイシネンを、荒壁材の外側から厚さ50mmの吹きつけ施工にすることにより、土壁の欠点は全て解消され、断熱材の内側に土壁が包まれることで、

  •  土壁外壁が家の中での急激な温度を防ぎヒートショックなどの不慮の事故を防止します。
  •  土壁は部屋の中のハウスダストや花粉・ホルムアルデヒド等を吸着して空気中から除去する天然空気浄化装置の役割もします。
  •  土壁が夏は湿気を吸い取り、冬には貯めた水分を空気中に吐き出す事で、気密住宅でありながら、快適な湿度の家が実現できるのです。