製材技術が生み出す安さの秘密<なぜ、イーナハウスの柱・梁は安いのか?>

 一般に、住宅に使われる柱は3.5寸角と言われる、製材品が標準です。

この3.5寸柱とは、105mm×105mm×3,000mmの立方体です

この体積 0.0331立米(立方メートル)の材料を作り出すのに、普通は

末口直径18cm長さ3m位の丸太が必要です。

丸太の体積は円柱として計算すれば、

90mm×90mm×3.14159(円周率)×3m=0.763立米

ですが、丸太体積は根元と末口では直径が変わるため

180mm×180mm×3m=0.0972立米

で表されます。

 体積0.0972立米の丸太を市場で買って、体積0.0331の柱が出来る訳です。つまり、製品とならない0.0641立米の丸太の価格が柱に転化される訳です。さらに、これに流通コストが上乗せになることも忘れてはなりません。

一方、イーナハウスで使う4寸角(120mm×120mm)の柱は、

末口に丸みが残りますが、製材技術で、おなじ末口18cmの丸太から、4寸角の柱1本と90×10mmの板を4枚取ります。

 4寸角の柱 120mm×120nn×3m=0.0432立米  1本

 幕板  90mm×10mm×3m=0.0027×4枚 = 0.0108立米

つまり、同じ体積0.0972の丸太より、イーナハウスの4寸角は一般の3.5寸柱より、捨てる木材部分が2/3強に減らせるのです。

  普通3.5角の柱は1本3,200円前後しますが、

イーナハウスの柱は、3.5寸の:柱より太い4寸角でありながら、

なんと1本2850円でご提供できるのです。

 梁材は地元神崎森林組合より杉丸太を購入し、柱と同様に、120幅の平角と側板を製材します。 

 奥播磨の四季でゆっくりと養分を取り入れ育った杉の赤身材は湿気に強く耐久性があり粘り強い構造材として昔から使われてます。

 また、国産杉材は米松人工乾燥材と比べると立米単価が安価ですので、木材代金が抑えられます。